脂肪=悪役説は間違い

2011.07.28

私たちの体内の脂肪は、健康的に生きて子孫を残すために必要なものであり、過剰にならないかぎり有用だということです。脂肪は、私たちが生きていくために必要なエネルギーの貯蔵庫で、脂肪細胞のもっとも重要な役割は、非常時にエネルギー源として働くことです。最近の研究によれば、脂肪細胞は免疫系などの機能を正常に保つため、ホルモンなどの物質を作り出す内分泌器官の一部だと言われるようにもなりました。とくに女性にとって、体脂肪は、正常な生理の維持や妊娠・出産に欠かせない組織です。実際に、妊娠や出産に際して、女性は多くのエネルギーを消費しますが、そのために一定量以上の脂肪が必要になることは容易に想像できます。最近は太りすぎの人が増えるにともない、脂肪自体を「悪役」のようにいう傾向がありますが、適量の脂肪は私たちの健康維持にとって、なくてはならないものであることを忘れてはなりません。