「21世紀マンション」は住宅ローンの組み方にも変化が出ている。私は住宅購入予定者からいろいろと相談を受けることが多い。相談で多いのが、ローン金利についてだ。すなわち、固定金利がいいか、変動金利がいいかという質問である。固定か変動かと聞かれると、私はいつも「変動は魅力的だが、固定も悪くない」という立ち位置を取ってきた。なるべく固定期間が長いもので金利が低ければそれが理想。もしくは、借りる金額の半分は変動で、半分は固定で、とすすめてきたのである。この答えを聞くと、多くの相談者は失望の色を見せた。そこまではいかなくても、すっきりした顔にはならない。彼らは、なるべく金利の低い短期変動を選びたいのだ。そして、私も最近になって考えを変えた。彼らの考えも悪くないと思うようになったのだ。それが、21世紀型の購入法であるからだ。長期固定がよいという人間は、私も含めて年配者が多い。20世紀の高金利を覚えている世代だ。かつては日本でも7パーセント、9パーセントの住宅ローンがあった。今後そのように金利が上がったらたいへん。だから長期の固定をすすめたがる。借りるお金のうち、半分は短期変動、半分は長期固定で、という答えは、金利が上がるリスクを考慮したものである。しかしながら、今後、本当に高金利に戻ることはあるのだろうか。