歯槽膿漏(歯周病)でどんどん歯が抜けていき、もうダメだと思っていた頃、区の広報誌に載っていたのが柴田歯科医院でした。初めて玉木先生に診てもらった時には手遅れの状態でした。このままでは総入れ歯になってしまいます。「自分の年齢からすると若すぎる、マイッタな」と思いました。入れ歯に代わる治療法、インプラントのことは多少は知っていましたが、先生は熱心に詳しく説明してくれ、その良さがわかったので、すぐにお願いしました。ひどい歯槽膿漏だったので、まず最初は、手術の前に三〜四ヵ月、歯茎の治療を受けました。インプラントの手術の前に歯茎の治療をすることが大切で、これをしないと、せっかくインプラントにしても腫れてたいへんなことになるようです。歯茎の状態を良くして、それを保つために、ブラッシングの指導も受けました。一回目の手術は上顎全部でした。正直いって恐くて恐くてたまりませんでした。上顎全部ですから当然なのですが。しかし、手術が始まってみると、麻酔が効いていますから痛みはなく、恐怖心はすぐに消えました。下顎の手術もやはり全部でした。手術法の名前は難しくて忘れてしまいましたが、インプラントを入れてすぐに固定式の仮入れ歯を入れる方法でした。歯のない期間がないため、生活に支障はなく、これは大いに助かりました。総入れ歯やそれに近い方は、顎が入れ歯で覆われてしまうので、味を感じづらく、物を噛む時もいつも気になると思います。私も上顎のインプラントがしっかりつくまで仮入れ歯でしたからわかりますが、お寿司を食べても白身の魚など、味の区別がつかないのです。まさに味気ないやら寂しいやらでした。仮入れ歯が固定式のものに変わり、上顎が解放されてから初めて食べ物を口に入れた時、食べ物が上顎に当たるのは涙が出るほどの嬉しさでした。味が伝わってくるのです。この嬉しさは、インプラントでしか経験できないものだと思います。今ではホットドッグをガブリといき、たくあんもボリボリ、気持ちいいくらいの音が出ます。何を食べても美味しいので、好き嫌いもなくなり、健康になりました。インフラQトにしたおかげで、みんなと同じように食べられ、同じように話せ、笑え今そんな普通の生活が自然にできる喜びを感じています。