いのちと生活を支える住居

2012.01.07

震災は「住宅災害」1995年1月17日、阪神・淡路を大地震が襲った。この震災は多くの問題をあらわにしたが、とりわけ人間が生きていくうえでの住居の大切さを極端なかたちで示した。地震による直接の死者2次災害5502人、負傷者4万1502人、行方不明2人。家屋の損壊33万8219棟、被災世帯40万6336世帯など(平成7年版「防災白書」による)。この地震は強度からいえば中規模であったといわれる。それがなぜこのような大災害につながったのか。

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死亡原因は、家屋の倒壊による圧死・窒息死88%、焼死10%、落下物2%。家が倒れなければなかった犠牲である。出火も少なかったはずである。どこからか火が押し寄せてきても逃げることができたであろう。道路が広くても家が倒れたならば助からない。倒壊した家屋は老朽住宅が多かった。全半壊した神戸市の住宅の25%(2万5000戸)は木造長屋形式、避難所に逃れた神戸市の被災者の38%(約8万7000人)は文化住宅(木造アパート)居住者、14%(3万5000人)は長屋居住者。戸建ての持ち家でも老朽化した家が多かった。