リスクのともなう結果の不透明な挑戦よりは、確実な答えのあるレールを選ぶ気風を、知らず知らずのうちに育んでしまうのだ。諸外国に比べて、日本の若者に極端に起業家精神が低いのはこれが理由だ。たとえば、「国際競争力年鑑二〇〇五」では、“起業精神”において、日本は六〇力国中の五九位だ(ちなみに前年度は最下位)。研究開発費、特許取得数などでトップ5に入っていながらのこの順位は、もうほとんど奇跡と言うしかない。こう考えると、日本型教育システムというものは、年功序列的考え方と非常に相性がいいことに気づく。
[参考サイト]
日創研の体験談とクチコミ - 日本創造教育研究所のレビュー
http://www.liliaceae.net/
日本創造教育研究所・田舞徳太郎の本(理念経営のすすめ)
http://www.rinen-keiei.jp/
日本創造教育研究所 起業家養成スクール
http://jinzai-ikusei.com/index.html
株式会社日本創造教育研究所(日創研)
http://www.urooboe.com/nisouken.html
小学校入学から高校・大学までの間に、正答一つの課題を与え続け、疑問を抱かずに効率よくこなせる人間だけ上に引きあげる。そして社会に出る頃には、「与えられるものはなんでもやれるが、特にやりたいことのないからっぽの人間」を量産できるシステムだ。もちろん、高校のランクはそのまま大学のランクに比例し、大学のランクは就職可能な企業のランクに直結する(たいていどこの企業にも、採用対象とする大学のラインがある)。人によっては、年功序列のレールは高校あたりからすでに始まっているとも言えるだろう。